お知らせ

「岡本太郎が愛した沖縄」展のお知らせ 4月23日(土)~7月3日(日)

岡本太郎は、1959年11月16日から12月3日まで、沖縄を訪問し、各地に残る沖縄独自の文化に触れ、その印象を、1961年には著書『忘れられた日本〈沖縄文化論〉』として発表しました。同書の「神と木と石」の一節において、岡本は「沖縄」のシャーマニズム的な面について深い感動を開陳しています。
また、1966年12月24日から30日まで岡本は沖縄を再訪し、久高島において12年に一度、午年に行われる女性だけによる神事「イザイホ―」を取材し「神々の島・久高島(沖縄)」を発表しました。
そして、岡本は、久高島での感動がさめやらぬ翌1967年7月、1970年に大阪で開催された万国博覧会におけるテーマ展示プロデューサーに就任し、西洋近代合理主義には反する「べらぼうなもの」を造ることを宣言し、後の《太陽の塔》となる仮称《生命の樹》を制作することを発表しています。ここにも、岡本が「沖縄」での見聞を通して得た何かが確信としてあったものと考えられます。
上述した通り、岡本は二度の沖縄訪問を通して創作活動において大きな影響を受けたものと考えられます。本展では、岡本太郎にとっての「沖縄」とは何であったのかについて、岡本太郎が撮影した写真と沖縄訪問前後の造形作品を通して紹介します。(岡本太郎美術館 ホームページより)

岡本太郎1済み

岡本太郎2済み