お知らせ

「美の壺・ 暮らしと憧れ」 はつかいち美術ギャラリー開館20周年記念事業

はつかいち美術ギャラリー開館20周年記念事業 美の壺 暮らしと憧れ
2017年6月16日(金)~7月23日(日)

はつかいち美術ギャラリーは本年開館20周年を迎えました。そして昨年、番組「美の壺」は放送10周年を迎えました。これまでに放送されたテーマは約400。各回、身の回りにある美しい物に焦点をあて、ジャズをBGMに洗練された映像で 鑑賞の「ツボ」を紹介するこの番組は、大人が気軽に愉しめる美術鑑賞マニュアルとして創り出されてきました。

本展覧会では、これまでに放送された4つのテーマ「昭和レトロの家」、「掌の菓子器 ボンボニエール」、「寄木細工」、「アールヌーヴォーのガラス」の中から、番組に取り上げられた逸品を中心に展示し、鑑賞の「ツボ」とともにご紹介します。特に今回は、廿日市市在住の「アールヌーヴォーのガラス」コレクターの秘蔵品を一堂に紹介する初めての機会でもあります。

私たちが「憧れ」の気持ちから突き動かされるものは何なのでしょうか。先人たちは、外国から流入する新しい文化や様式を「暮らし」の中に取り入れて来ました。「憧れ」-その甘酸っぱい豊かな感覚は、大袈裟にいうならば生きる原動力にも繋がっているのではないでしょうか。あの日テレビの画面越しに見た「美の壺」を、身近にご覧いただけるまたとない機会です。皆さまの日々の「暮らし」に、本展覧会での「憧れ」が一つのエッセンスとなり、心躍るひと時に繋がることを心から願っています。