取材ノート

『熱中人・銭湯編 取材日誌(1)』

今回、NHK BSプレミアムで放送された「熱中人・大森美津男さん」の銭湯ロケの様子をお伝えします。
とにかく、家のお風呂より、近くの銭湯という大森さんを取材・撮影いたしました。

その銭湯ロケのなかでも、滅多に見られない銭湯の壁画の塗り替え作業をお送りいたします。
その銭湯でもシンボル的なものがやっぱり壁に描かれた富士山。
銭湯に行けば、大概どこの銭湯の壁に描かれています。
なんともきれいな赤富士山です。
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今回、お邪魔したJR本八幡駅近くにある銭湯さんでは壁画が傷んできたため描きかえることに。
壁画を描くのは、銭湯絵師の中島盛夫さん。
DSCF7097(変換後)今では全国で数少ない銭湯絵師です。
しかし、銭湯業界ではとても有名で、特に上記の赤富士を描かせたら日本一だそうです。

大森さんと銭湯仲間、そして私の3人で作業の行方を見守っています。
大森さんとご友人は銭湯談義に華が咲きましたが、勉強不足の私は話しに入ることはもちろん、ついていく事さえできませんでした・・・
出直してきたいと思います。
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銭湯の壁画は何年かに一度塗り替えるそうです。
やはり、毎日、湿気と熱にさらされるのですから、色があせたりして痛むそうです。
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とはいえ、こんな風景、滅多に見ることはできません。
貴重な映像になりました。

そうそう、こちらの銭湯絵師の中島盛夫さんには、女性のお弟子さんがいらっしゃいます。
なんでも、銭湯の画に惚れ込んで、頼み込んで弟子にしてもらったそうです。
こういう方が少なからずいることによって日本の伝統芸術、芸能は次世代に受け継がれていくんですね。