取材ノート

シュザイブ「小笠原諸島」(取材後記)

(取材後記)
小笠原諸島までの唯一の交通手段である「おがさわら丸」は7月に新造船になったばかり。取材は6月から始めたので、新旧ふたつの「おがさわら丸」を体験しました。船はかなり大きくなったのですが、定員はそこまで増えておらずその分、寝台部分などはかなり快適で、内装もかなり豪華になり、より一層、船旅が楽しめるようになっています。小笠原2

小笠原諸島には、新しいオシャレな宿泊施設も増え昔ながらの民宿では、人情味のある女将などに出会えます。また、通年でドルフィンスイムを楽しむことが出来、実際撮影も行いましたが、間近で泳ぐイルカを見たときはテンションがかなり上がりました。小笠原

生活に密着させていただいた吉井さん家族は「マルベリー」というツアーガイドをされていて放送はできなかったですが、戦跡ツアーやナイトツアーなどが楽しめます。実際に連れて行っていただいた戦跡ツアーでは手つかずの自然に埋もれた、太平洋戦争の時の大砲などが見ることが出来、小笠原の歴史を感じることができます。

また、小笠原諸島はウミガメが多く生息する島でもあり父島では海洋センターが保護活動を行っておりセンターへ行けば、保護されたウミガメを見ることができます。

小笠原諸島で昔から飲まれていたラム酒を使った海底熟成ラム酒など、新たな魅力もうまれてきています。今回は2週間の長い間、滞在していましたが撮影とは関係ないところで様々な旅行者、島民の方と出会いましたがみなさん本当にいい方ばかりで小笠原諸島の本当の魅力は人にあるのかもしれないと思いました。

ディレクター 澤田