お知らせ

ワカキコースケのDig!聴くメンタリーvol.5 8月4日 Space&Cafe ポレポレ坐

★昭和の廃盤ドキュメンタリー・レコードを聴く会、5回目です!/「恐山のレコード」とは一体……!?謎は8月4日、東中野のポレポレ坐で明らかになる!

日時:8月4日(金)19時30分より(19時00分開場)
開場:東中野 space&cafe ポレポレ坐(中野区東中野4-4-1ポレポレ座ビル1F)
料金:2,000円(1ドリンク付き・当日券のみ)
出演:ワカキコースケ(若木康輔)
協力:大澤一生(nondelaico)・小林和貴(クオリアノート)・neoneo編集室
問い合わせ先:ポレポレタイムス社 Tel 03-3227-1405 メール event@polepoletimes.jp

〈聴くメンタリーとは〉
レコードとは本来、記録という意味である。1877年12月6日、エジソンが自分の声を、錫箔を巻いた円筒に針を通して吹き込む実験に挑戦した時。その目的は〈人類は音をかたちとして残すことが出来るか〉という夢の実現にあった。そして、見事に音声記録の原理が成功して大きな市場が生まれ、LPやドーナツ盤の時代に入るとレコードといえばもっぱら音楽を指すことになった。
一方で、時の人物の発言や演説、事件の現場の実況録音、遠い地の風物の現地録音などを音盤にすることも弛まず行われていたのである。ケネディ大統領の就任演説、月面着陸に成功したアポロ11号の通信記録、長島茂雄の引退あいさつ……こうした歴史的な音声が、一種の記念品として市販化された。同時に戦前からの大衆芸能や物売りの声など、時代によって失われていく音も。つまり、レコードの世界にもドキュメンタリーは存在していたのだ。
こうしたドキュメンタリー・レコードの、CD化もされず廃盤になったままのものを少しずつ買い集め、1枚ずつ吟味しては内容を紹介しているのが「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」だ。寡聞にして知らなかったものの、3年前からウェブサイトで連載が始まり(http://webneo.org/)、実際にお客さんに聴いてもらうイベントも東中野で4回行われているそうだ。なかなか興味深い取り組みである。今年の夏に5回目のイベントがあるそうなので、ぜひ足を運んでみたい。
映画評論家 金原一
(フェイスブックより)